Mail

eximコマンドで使えるオプション

  • -bp : キューの確認をする
    これはコマンド mailqと同じ動きをする
    comuro# exim4 -bp
    41h  2.9K 1IMRF9-0001Dg-19 <> *** frozen ***
             nxzgdb56setr5as4@yahoo.co.jp
    41h  3.5K 1IMRch-0001Ul-DF <> *** frozen ***
             asamin_chan@kittymail.com
  • -Mrm <メッセージID> <メッセージID>
    指定されたメッセージをキューから削除する。バウンスメールは送られず、単純になくなる。もしメッセージがアクティブだった場合でもステイタスは変わらない。このオプションは管理者か、(frozon)メッセージを作成した人が使うべきである

exim関係のコマンド(/usr/sbin配下)

exim4
exim_checkaccess
検証の SMTPセッションを試す事が出来る。このコマンドはexim4 -bhと同じ事である。入力する物はアクセス元となるIPとメールアドレスになる。

exim_checkaccess 10.9.8.7(IP) aya@@example.jpe

exim_convert4r4
exim3の設定ファイルをexim4設定仕様に変更してくれる。
しかし最初に出力用になる設定ファイルは確認・検証しておく必要がある。
このコマンドは完全にexim4使用可能な設定をファイルを作ってくれる保証はしないそう。
変換しても事前にテスト(送信・受信等)を行い本番仕様にするのが賢明です。

exim_convert4r4 < /etc/exim/exim.conf > /etc/exim4/exim4.conf.new
exim_convert4r4 < (Exim3の設定ファイル) > (新しいExim4の設定ファイル名と置き場所)

exim_dbmbuild
DBMを構築してくれる。aliasの内容をキーとしてその他の内容(情報)をデータとして書き込むらしい。

 exim_dbmbuild /etc/aliases /etc/aliases.db
 とすると/etc/aliasesを使ってaliases.dbというDBバージョンaliasesを作成する

exim_db
eximのデータベースを管理するコマンドなど
(a) spooldir -> (大体/var/spool/exim/など) (b) databaseに入るものは大体このような物 ==>(1)retry : retryしたメール情報が入っているDB ==>(2) wait-<transport name> : 配信を待っている状態のメール情報が入っているDB ==>(3) mise : その他の情報が入っているDB
例えば

exim_dumpdb

exim_dumpdb spooldir(a) database(b)

例: exim_dumpdb /var/spool/exim4/ retry
 T:example.jp:235.349.316.136 113 77 No route to host
09-Apr-2007 23:40:39  09-Apr-2007 23:40:39  09-Apr-2007 23:55:39

exim_fixdb

exim_fixdb spooldir(a) database(b)
対話的にDBを修復する。このコマンドを使う主な理由はeximの検証時らしい。

実行すると [> ]と出るので、ここにデータベースのキーをいれると、そのキーの情報が表示される
備考:[> ]の後に[d]とするとDBに入っている全てのレコードが削除されるので注意。

exim_tidydb

exim_tidydb [-f] [-t time] spooldir(a) database(b)
30日前の古い情報は削除するコマンド。日数の指定も出来る。

例:exim_tidydb -t 7d(一週間前と指定) /var/spool/exim retry
備考:このコマンドでDBMからレコードを削除する事で空きが出る訳ではないが
一般的なDBMのライブラリーがそのスペースを再利用出来るので、定期的に行うとよい。
しかし実行するとDBを一時的にロックするので時間を見計らったほうがよい。

eximstats
eximのmainlog(かsyslog)を集計してくれる

eximstats (op) mainlog1 mainlog2 ... > report.txt
eximstats -html (op) mainlog1 mainlog2 ... > report.html
eximstats -merge (op) repo.1.txt repo.2.txt ... > weekly_report.txt

eximstatsで使えるオプション(op)はこちら

exim_lock
Mailboxのメンテナンスをしてくれる。Eximのアルゴリズムを使ってメールボックスをロックする事で、問題の原因を解明しようとしている間eximや他のuserがメールボックスを変更出来ないようにする。入力したコマンドが終了したらロックを解除する。最初はメールボックスファイル名の引数が必要で、(ロックに成功したら)その次に書いてあるコマンドを実行する(Cのsystem()を使う)。もし2つ目の引数がなかったらshellが使われる。

オプション

-fcntl : fcntl()を使ってメールボックスを開いてくれる
-interval : この後に番号(秒数)を続けないと行けない
これを付ける事で入力したコマンドの間にスリープ時間をいれてくれる
-lockfile : メールボックスを開く前にファイルをロックしてくれる
-mbx : MBXルールを使ってメールボックスをロックしてくれる
-q : 検証アウトプットを押えてくれる
-retries : この後に番号を続けていれないと行けない。
この番号はロックするために何回トライするかの番号。初期値は10回
  • rmail -> exim4
  • rsmtp -> exim4
  • runq -> exim4
  • sendmail -> exim4
  • syslog2eximlog
  • update-exim4.conf これをすると/conf.d/以下に入っているファイルが一つにまとまる。まとまったファイルは/var/lib/exim4/config.autogeneratedにある
  • update-exim4.conf.template
  • update-exim4defaults

其他のコマンド

  • exiqgrep:Eximキューを検索
    オプション
    -h        Print help
    -f <regexp> : Match sender address (field is "< >" wrapped)
    -r <regexp> :  Match recipient address
    -s <regexp> : Match against the site field from long output
    -y <seconds> : Message younger than
    -o <seconds> : Message older than
    -z  : Frozen messages only (exclude non-frozen)
    -x : Non-frozen messages only (exclude frozen)
    -c : Display match count
    -l : Long Format [Default]
    -i : Message IDs only
    -b : Brief Format
    -R : Reverse order
exiqgrep -zi | xargs exim -Mrm 

Eximでfrozenメールやバウンスメールを削除する


Last-modified: 2012-03-12 (月) 17:05:52 (166d)