チーズについて

チーズの豆知識

現在1000種類以上あると言われている。
やぎのチーズが一番種類が多い。

ナチュラルチーズ7つのタイプ

日本では大体7タイプに分けるのが普通。ナチュアルチーズは賞味期限が早いです。
食べる時には冷蔵庫から出して常温に戻すとさらに美味しく食べられる。

非熟成(フレッシュ)タイプ

言葉通り熟成させない。水分が多いので柔らかい。新鮮なミルクの味と香りがする。牛乳製が一番食べやすいとの事。

  • フロマージュ・ブラン:真っ白なチーズ(という意味)
  • カッテージチーズ
  • クリームチーズ
  • モッツァレラ
  • マスカルポーネ
    ※マスカルポーネは生クリームの同じように使うとよい

選ぶ際は出来るだけ日付が新しいもの、白いものを選ぶ。袋などが膨らんだものは熟成が進んでいるので気をつける。

白カビタイプ

表面が白カビに覆われたチーズ。チーズの表面に白カビの胞子を吹き付けて植え付けられる。カビが繁殖->タンパク質が分解->アミノ酸に変わる->うまみや香りになる。 熟成が進むと柔らかくなる。クリーミーでこくがある。

  • カマンベール
  • ブリー
  • バカラ
    ※大体3~4週間で食べれるようになる。

全体にふくっらとしてはりがある物を選ぶ。食べごろは賞味期限1-2週間前がベスト! 切り口がつやがあるかどうかもチェック!
真っ白なふわふわ白カビだと若い熟成-->カビが減って茶色っぽくなったら熟成ピーク

青カビタイプ

白カビと違って、青カビ全体を均一に混ぜ込んで作る。ブルーチーズ。青カビがチーズ内で繁殖して、内側からうまみが出る。青カビには空気が必要なので、チーズには穴など通気性がよい組織になっている。青カビチーズを切ると大理石のような模様になっている。 熟成には3-4ヶ月かける。また他のチーズに比べて塩分が多い。

  • ロックフォール(フランス)
  • ゴルゴンゾーラ(イギリス、牛)
  • スティルトン~(イギリス、牛) ※日本で販売されている物は食べごろのみとなっている(家で熟成させなくてもよい)

青カビが均等に入っているもので、切り口がしっとりしている物がよい。切り口にはつやがあり、カビ以外の場所はアイボリーホワイト色の物がよい。カビに空洞が多かったり、水がたまっていたり、変色(茶色とか)している物は買わないようにする。

ウォッシュタイプ

チーズの外皮を塩水やお酒(大体はその土地のお酒)で何度も洗って熟成させるチーズ。 独特の匂いがする。しかし外皮で繁殖するリネンス菌は内部まで入って行かない(内部は乳酸菌)ので、皮を取ると気にならない。一般的にはオレンジ色。
表面を洗う->塩分が外皮にしみ込む->菌の働きを調整->熟成
洗う回数が多いと、個性的で複雑な味になる。
柔らかい皮は食べられるが、固い皮は普通は食べない。

  • ポンレヴェック(固い)
  • エポワス(柔らかい)
  • マンステール(地名によって名前が変わる)

全体にふっくらしていて、表皮に艶がある物がよい。指にちょっとくっつく程度のべたつきがある物がよい。賞味期限1週間前が食べごろ。

シェーブルタイプ(山羊乳チーズ)

シェーブルはフランス語で雌山羊を意味する。山羊乳で作られたチーズの事もシェーブルと呼ぶ。
作り立て(さっぱりとして酸味がある)-->熟成(味が濃くなって風味も変わる)
形は小さい物がおおく、乾燥を防ぐ為に外皮にいろいろ塗り付けてあったりする(炭とか。木炭は湿度や菌などの調整効果があり)
山羊乳はショックなどに弱い。また食べた際の消化が牛乳よりもよい

  • クロタン・ド・シェヴィニョル(クロタンは馬糞という意味)
  • サントモール・ド・トゥーレーヌ
  • ヴァランセ

家庭での熟成させるのは難しいので、各熟成段階のチーズを買ってきた方がよい。熟成1-2週間はやさしい味わい、3-5週間は山羊っぽい風味とソフトな味わい、6週間以上は独特の風味になる。

セミハードタイプ(非加熱圧搾タイプ)

チーズ製造の家庭でカードを加熱しないで、プレスして作るタイプのチーズがセミハードタイプ(加熱しない+プレス)。日持ちしやすい。適度な堅さと弾力があり、食べやすいので扱いやすい。 熟成期間は3-6ヶ月。マイルドな味わい。

  • ゴーダ
  • ミモレット
  • カンタル

切り口に色のむらがなく透明感と艶がある物がよい。気孔がある物は大きさが均等かチェックする。切り立てが一番美味しい。

ハードタイプ(加熱圧搾タイプ)

チーズの中で一番硬い&大きいタイプ。カードを加熱して、プレスするタイプのチーズがハードタイプ(加熱する+プレス)。 加熱しながらプレスをかけるので、水分が極端に少ない。熟成期間が長く保存期間もその分長い。熟成期間が長いので、うまみ成分のアミノ酸がとても多く、こくがあって香りがよい。熟成期間は6-10ヶ月。一年ものなどは外皮にアミノ酸の結晶が出ている(多ければ美味しい証拠)

  • パルミジャーノ・レジャーノ(2年ものがよく日本には入ってきている)
  • コンテ
  • エメンタール(スイス、穴があいたチーズ)

目が詰まったもの、色くすみや色むらがない、また不自然なひび割れがないものがよい。表皮にアミノ酸の結晶があるものは熟成して美味しい証拠!

材料別

乳には

  1. タンパク質
  2. 脂肪
  3. 乳糖
  4. ミネラル
  5. 微量のビタミンなど

美味しい草の時期+チーズの熟成期間=チーズの食べごろ!

牛乳

全体的にクリーミーで甘みがあるチーズが多い。
旬:(1)一番草が生える春(2)二番草が生える夏の時期の牛乳で作ったチーズの方が美味しい。

山羊乳

人間の母乳に一番近い。さっぱりとしている。
旬:山羊の出産シーズンは春先なので、3月下旬から4月上旬ぐらいに出た山羊乳で作ったチーズ
シェーブルは春から秋が旬

羊乳

脂肪分が牛や山羊より2倍あるので、バターのようなこってりとした味わいになる。
旬:羊の出産は11-12月なので、冬から初夏にかけて作られたチーズ
フレッシュタイプだと1月から、熟成タイプは4月ぐらいからが旬。
他の動物と同じように牧草を食べた後の乳で作ったチーズの方が美味しいので、9-12月頃に出荷されるのが美味しい。

水牛乳

脂肪分は多いが、羊乳よりはこってりしていいない。バリエーションが少ない

  • モッツァレラ
  • リコッタ

チーズを買うなら

お店

チーズ専門店アルパージュ

  • http://www.alpage.co.jp/
  • 場所:神楽坂(場所はちょっと分かりづらい場所にある)
  • オンラインショップあり

オンライン

その他チーズサイト

花畑牧場

アルパージュで買って食べたチーズ

スーマントラン

ウォッシュらしいチーズで、まず臭い!冷蔵庫が2日間ぐらい臭くなる。パンに塗ってサンドウィッチみたいに野菜を挟んでも、蜂蜜をかけて食べても美味しい。食べる時は匂いは気にならないが、扱う時は臭いw

クリームチーズ(ラムレーズン)

無難に美味しい。量も定量なので食べきりやすい。(チーズ王国とか量が多いんだよね・・・)

ハルミ(キプロス産)

焼いても溶けないチーズ。花畑牧場のカチョカヴァロよりも、溶けなくてしっかりしている。夫ははんぺん!?と思ったらしい。ちょっとしょっぱいので、おつまみなどに最適。

フルールデュマキ

周りにハーブが沢山付いているので、取り除くのが大変。

デュオ・ドゥ・ブリー・トリュフ

トリフが入っているちょーー美味しいブリー。これは本当に美味しい。そのまま食べても美味しいし、パンやクラッカーなどに乗せても美味しい。高いけど。

ゴルゴンゾーラ ピカンテ D.O.P.

夫は好きだったらしいが、私はx。青カビが好きな人にはいいのかも。

トム ド サヴォア

ミルクとナッツ?みたいな匂いがして、少しずつ食べるには最適のチーズ。食感的に固いゴムとかに近い気がする。トムを好きになった出会いのチーズ

トム オ マール ド レザン

ぶどうのかす?みたいなのが周りに付いている。トム ド サヴォアみたいな感動はなかった。

ペランドン A.O.C

場所:フランス ラングドック=ルション園
シェーブルらしくほっくりして美味しい。クロタンみたい

ゴルゴンゾーラ ドルチェ(ザーネ・マルチェロ社)DO

場所:イタリア ロンバルディア州
ドルチェと付くぐらいなので、とてもまろやか。あまり青カビくさくないので、入門編としてよいのでは。

アフェネ オ シャブリ

場所:フランス ブルゴーニュ園
匂いからしてワイン!という感じで、シャブリで洗ったウォッシュチーズ。中はトロトロ。皮も食べようと思えば食べれる(そのままだとキツイから、パンとかに乗せて)。お酒が飲めないのにワインと一緒に食べたら美味しいだろうな!と思った。

思い出したら追記する予定!

日本にあるチーズ工場/工房

鹿追チーズ工房

共働学舎新得農場

十勝千年のもm里チーズ工房(ランラン・ファーム)

ハッピネスフロマージュ

東京チーズアカデミーに通い始めました。その記録。

第二回(2007/05/01)

今回の参加者は少なめ

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今日のチーズはこちら!
Creme Chevre(ソワニヨン社、クリーミー シェーブル)
・山羊乳/フランス製
・ヨーグルトの酸味を強くしてもったりしたような食感

Florette Chevre(フロレットシェーブル)
・山羊乳/フランス製
・周りの皮の匂いはきついが、味は濃厚で美味しい

Selles-sur-Cher AOC(セル・シュール・シェール AOC)
・山羊乳/フランス製
・どろっとしている。食用の炭が周りに付いている。炭は湿度調節や不要な菌を殺菌してくれるそう

Piramide Cendree (ピラミッド サンドレ)
・山羊乳/フランス製
・クリームチーズみたいな食感。もともとは三角垂だったがナポレオンのきまぐれで台形みたいな恰好になったそう

Crottin de Chavignol A.O.C.(クロタン・ド・シェヴィニョルAOC)
・山羊乳/フランス製
・まろやかでほっくりしている。とてもたべやすい。熟成期間で味がかなり変わるらしい。

第一回 (2007/04/17)

会場は銀座。雨のなかうろうろしながらたどり着く。
全員揃うにはちょっと時間を過ぎるが満席になる。初回という事で自己紹介。どうして東京チーズアカデミーに通い始めたのか、とかどんなチーズが好きなのかなど。

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Mozzarella di Vacca(モッツアレラ)
・牛乳製
・水牛製に比べてちょっと雑な味。均等につまっていない食感
・オリーブオイルをかけて食べた方が美味しいと思う。
Mozzarella di Bufala(モッツアレラ・ディ・ブーファラ・カンパーナ)
・水牛製
・中身がぎっしりつまっていてかみごたえがある。モッツアレラのイメージを裏切るような美味しさ。
・そのままでも美味しい。
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Brie de Meaux(ブリ・ド・モー)
・牛乳製、フランスを代表するチーズ
・口の中にふわーと味が広がる。なぜかパンに付けた方が美味しく感じた
・1814-15年に開かれたウイーン会議で、会議中にチーズ論争が(相当暇だったのか・・!?)。お互いチーズを60種類ぐらい持ちあって食べ比べした結果満場一致で1位に選ばれたそう。
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Coulomimiers(クロミエ)
・牛乳製
・一番ブリの中で軽い味。ちょっとこくがあるぐらいで、そんなにチーズ!という感じではない
・三大ブリの一つ。
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Mascarpone(マスカルポーネ)
・牛乳製
・スペインの総督があまりの美味しさに「マス・ケ・ブエノ!」と言ったのをイタリア人は「マスカルポーネ」という風に聞こえたらしい。一体どうやって聞き間違えたんだろうかw
・マンゴーソースや柿のソースなどをかけて食べると美味しい。

Baraka(バラカ)
・牛乳+生クリーム添加
・ふわふわでしょっぱい。パンに塗ってもそのまま食べても美味しい。
・馬蹄形をしていて贈物に良い。また表面は真っ白なふわふわの白カビが生えている
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Saint Aubin(サンオーバン)
・牛乳?
・クリーミーだけど、皮の匂いがちょっと気になった
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さくら
・牛乳製
・桜を塩漬けにして周りに貼っているそう。スイスのチーズオリンピックで金メダル!だったので人気沸騰で入手困難らしい
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Last-modified: 2012-03-12 (月) 17:05:34 (166d)