linux?
セミナー報告 †
- セミナー:Open Source Revolution!
- 日時:2006/05/15 11:00-18:10
- 会場:六本木アカデミーヒルズ49
- 主催:日経Systems, 日経Linux, 日経ソフトウエア
企業とエンジニアとOSSの三角関係:スターロジック 羽生 章洋氏 †
OSS界のカテゴリ分け-
- 地域(Layer):OS, DBMS,Application, etc
- 言語(Language):C, Ruby, Perl, etc
- 宗教(License): GPL, BSD, etc
- 政体(Oprganization):個人、有志グループ、NPO, 株式会社、etc
サービス提供の流れ
- Open Source
- プロプライエタリパッケージ*
- SI/提供会社
- end user
(3)SIは(1)(2)を組み合わせて、 (4)end userに提供をする
- >end userからすれば(1)も(2)も同じ扱いである
(1)OSS開発者へのフィードバックなしで、 (3)SI/提供会社での発展/展開/販売を行うとOSSのただ乗りと思われてもしょうがない(->2chで叩かれる)。
羽生さんの結論
- 企業としてはOSSコミュニティへお金ではなくエンジニアを入れるべきである
- 企業としてOSSを扱う場合は発言に気を付ける必要がある
備考:
OSSでのコミュニティ間で転職/仕事のやりとり/募集を行っているケースが増えている
#現在エンジニアの人材登録数が減っている理由と考えられる
セキュリティ強化Linux [TOMOYO Linux]の商用システム導入事例紹介:NTTデータ 岩田 浩氏 †
TOMOYO Linux
http://sourceforge.jp/projects/tomoyo/
セキュリティについて
通常の外部セキュリティ対策(Firewall,侵入探知システム,ウィルス対策など)の効果は限定的で、どんな手を使ってもrootになればなんでもできてしまう(完全ではない)
- >サーバ内で行われる攻撃には対応できない
- >0dayアタックには対処できない
セキュリティ強化Linux
SE Linux †
運用フェーズで、設定の変更が不必要である場合
ポリシー定義を専門家が行う場合
ロール単位での制御が必要な場合
長所:すでにポリシーが存在する
短所:不必要なポリシーが残存する可能性がある。専門家でないと定義が難しい
運用フェーズで設定の変更が必要である場合
ポリシー定義を専門家以外が行う場合
ロール単位での制御が不必要な場合
長所:ポリシー(ルールの定義)自動学習機能
短所;実運用にはいり、学習外の事態が発生すると障害になる
岩田さんの結論 †
TOMOYO LinuxはセキュアOSとして導入する価値はある
Sambaで作るファイルサーバの勘どころ:NEC 太田 俊哉氏
ファイルサーバー
小規模
↓定価格NAS
↓PC File Server
↓PC File Server/Firewall/strages
大規模
Samba4はActive Directoryとの互換性を持たせる予定
備考:
CAL:Client Active License
その他のプログラム
基調講演:与謝野 馨氏
企業におけるオープンソースの活用〜成功のポイント〜:野村総合研究所 寺田 勇一氏
Linuxの仮想環境におけるHAクラスタ構成術;テンアートニ 小野寺 章氏
OSSを安心して活用するためのアプローチ;日立製作所 吉澤 亮吉氏
オープンソースは敵か味方か?〜企業情報システムマネージャのためのOSS活用法〜:日本IBM 渡辺 隆氏
Red HatのOSSへの取り組みと今後の方向性:レッドハット 大越 章司氏
企業ネットにもオープンソースの波「Asterisk」の衝撃 :日経コミュニケーション 松原 敦氏
OSS活用におけるライセンスリスク管理:東京平河法律事務所 小倉 秀夫氏
リレープレゼンテーション:OSSの活用促進の普及のための〜IPA/OSSセンターの活動と今後:IPA 岡田 良太郎氏、鈴木 友峰氏、三浦 広司氏